今日のヤフーニュースで毛染めによるアレルギーの報道がありました。
更にフジのグッディでも報道があり内容を確認しました。
流石にフジテレビなので突っ込みどころがあるわけですが、フジの報道で特に気になった3点を指摘したいと思います。
まず
明るいヘアカラーの方がアレルギーのリスクが高いとのこと。
次に
頭皮に付けないように薬剤を塗布すると良いとのこと。
最後に
ヘナ染めなら天然物なので安心との事
だそうです。
それでは当店での考え方で反論しますと、明るいカラーより暗いカラー(特に白髪染め)のほうがジアミンの含有量が多いのでジアミンかぶれを起こすリスクが高い。
逆にハイブリーチは脱色だけでジアミンが入っていないため特にアレルギーの心配はないと思われる。
そして頭皮に付けないように薬剤の塗布をする方法(業界用語ではゼロテクというのかな?)は一見いいようにも思えるが、絶対に薬剤は付着するし、その付着の量はパッチテストで使用する量より多くなる。
運が悪ければパッチテストの段階でかぶれる事もあるし、パッチテストでは大丈夫だったけども本番の毛染めでかぶれることもある。
ヘナ染めは天然ものなら大丈夫と報道していたけれども、ジアミン入りのヘナも普通に出回っているのでヘナは全て天然100%と勘違いしてしまう内容でした。
そもそも天然100%のヘナは白髪は染まってくれないので、白髪染めとして使うヘナはジアミン入りということになります。
ということでアレルギーの対策をするのであれば
ジアミン入りのカラーは一切しない!!
が正しい答えだと思います。
しかし切っても切れない髪の悩みとヘアカラー事情。
暗すぎるよりちょっとでも明るくしたいし、白髪は見せたくないし常に綺麗でいたいという普通の人間の心理があります。
それでも自分はヘアカラーをしたい!!
という人は今一度毛染めとアレルギーの関係をおさらいしてから挑んで頂きたいと思います。
無責任な言い方かもしれませんが、ある日突然アレルギーは起きます。
花粉症だってそうです。
答えはいろいろあります。
「アレルギーになったらなったでしょうがないし、そうなったらヘアカラーは諦めるよ。。」
と今現在発症しているわけではないのでとりあえずヘアカラーを今まで通り継続するパターン。
もしくは
「白髪は気になるからせめてジアミンの入っていないヘアマニキュアにしようかなぁ」
とか・・・・
最終的に結論を決めていただくのはお客様自身ご本人なのです。
ついでにヤフーニュースの記事をコピペ↓↓↓しておきます。
茶髪や白髪染め「ヘアカラー」でアレルギー 発症後、使う度に重症化も
産経新聞 3月2日(水)8時5分配信
白髪を黒く染めたり、黒髪を明るくするヘアカラー剤で起きるアレルギーなど皮膚障害の事例が消費者庁に報告されている。一度症状が表れると使う度に重症化することもある。同庁は「異常を感じたら使用をやめ、医療機関を受診して」と注意喚起している。(中井なつみ)
◆顔が腫れ上がる
「顔が赤く腫れ上がった」。東京都内の50代の女性は、髪を染めた翌日、顔の変化に気付いた。数年前から髪を染めるとかゆみなどの症状があったが、市販薬で症状が落ち着くため、染毛は続けていた。しかし、この時は違っていた。顔が大きく腫れ、目も開けられないほどだった。慌てて病院を受診。ヘアカラー剤によるアレルギーと診断された。「まさかアレルギーとは思わなかった」と振り返る。
多くのアレルギー患者を診察する東邦大医療センター大森病院(東京都大田区)の関東裕美教授によると、ヘアカラー剤に含まれる成分、パラフェニレンジアミン(PPD)でアレルギー反応が起きやすいという。PPDは、成分を毛髪の内部にまで浸透させ、黒褐色の色素を分解しながら染毛する働きがある。カラーの色持ちがよくなるため、広く使われている。
「頭皮に傷口があると、成分が皮膚に浸透してアレルギーが起きやすくなる」と関東教授。主な症状は皮膚の痛みやかゆみで、染毛した翌日以降に出ることが多い。重症化するとステロイド剤の内服や塗り薬での治療のほか、点滴治療のために入院が必要になることもある。
◆5年で1千件超
消費者安全調査委員会は昨年10月、ヘアカラー剤で起きるアレルギーなどの皮膚障害に関する事故報告書を公表した。消費者庁には平成26年度までの5年間で1千件超の被害相談事例が寄せられ、うち約170件は1カ月以上の重症だった。髪が抜け落ちたり、耳や指先など広範囲に炎症が広がったりするケースもあった。同庁は「アレルギーを起こしやすいPPDは、代替が困難な成分。製品改良でリスクを減らすことができないため、消費者に正しい知識を身につけてほしい」と呼びかけている。
関東教授によると、軽い症状が出ているにもかかわらず使い続け、重症化させてしまう人が多く、「薬で症状が治まったからといって使用を継続するのは危険」と指摘する。
使い続けると全身に炎症が広がったり、似た構造の他の物質にも反応して化粧品に含まれる防腐剤や美白剤などでも症状が出るようになったりする。また、子供の頃から使って回数が増えると、アレルギーになるリスクが高まる。
関東教授は「異常を感じたら早めに医療機関を受診し、どの物質に反応しているのかを調べる検査を受けて」と呼びかける。
◆セルフテストを
アレルギーを予防するためには、使用前に薬剤を皮膚に塗って反応するかどうかを調べるセルフテストが有効。メーカーなどで作る日本ヘアカラー工業会は、手順をインターネットで公開している。
染毛する48時間前に使用する染毛剤の一部を腕の内側などに塗って赤みやかぶれが出ないかを調べる。体質の変化で突然発症することもあるため、毎回行う。同会は「美容室でも自宅でもアレルギーの危険性は同じ。面倒でもテストを省かないで」としている。
■アレルギーの危険 3割が「知らない」
自宅で気軽に行えるなどヘアカラーによる染毛が身近になる一方、アレルギーの危険を正しく認識している人は多くはない。
消費者庁が昨年1~2月、毛染め経験のある全国の15~80歳の男女3000人を対象に行った調査では、ヘアカラー剤によるアレルギーの危険性を「知らない」と答えた人は32%だった。アレルギーなどの皮膚障害が出た場合、「別の商品にすれば改善されると思う」と答えた人は56.5%に上った。
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ありか (火曜日, 07 5月 2019 21:30)
私もヘナ染め100%と記載してあるものを楽天で購入したところ耳と首周りが赤く腫れ上がり、頭皮が痒くて急いで皮膚科へ行きましたところ先生がヘナ染めでアレルギー起こす人はたくさんいるとのことでした
ヘナを売ってる、 某お店のHPではヘナ染めで痒みが起こるのは毒素が抜けている為ですと記載してありましたが、嘘話です。信じないように願います。
Palm Beach (水曜日, 08 5月 2019 20:45)
ありか様
コメント頂きありがとうございます。ヘナ染めでアレルギーが起きてしまったのですね。相当切ない思いをされたことでしょう。既にご存知の事だと思いますが、今後はヘナ及びジアミンを使ったヘアカラーはお使いになることはできませんのでご注意してください。ありか様の髪の状態が分からないので何とも言えませんが、一般的に美容室で使っているヘアマニキュア(酸性ヘアカラー)であればジアミンが入っていませんので安心して施術を受けることができます。当店のお客様にもヘアカラーとアレルギーの関係については必ずお伝えしていますが、ほとんどのお客様ががリスクも承知の上でジアミン入りのヘアカラーを選択しているのが現状です。また何か質問がありましたらいつでも連絡下さいませ。